☆高尾山モデル〈地域包括ケア〉の紹介!!
☞やさしいまちづくり~高尾山モデル〈地域包括ケア〉は、様々な要素(ファクター)が輪のようにつながっていることが特徴です。
その中で、〈車いす体験〉教室というものがあります。
【ここが違う!Smile Againの〈車いす体験〉教室】
1〈車いす体験〉とは…キーワードは「生活行為」
〈車いす体験〉…というと、この記事をお読みになられている皆様はどのようなイメージを持たれるでしょうか?
段差を越えたり…、狭い道を通ったり…でしょうか?
何気なく生活している空間を、車いすの乗って体験する…でしょうか?
確かに、その通りです。
しかし、Smile Againの〈車いす体験〉は、それだけではないのです。
では、Smile Againの〈車いす体験〉は何が違うのでしょうか…
それは、一般的な〈車いす体験〉とは、車いすの操作を学ぶ、あるいは、車いすに乗った高齢者の疑似体験をする…などのプログラムであるのに対して、
Smile Againの〈車いす体験〉は、「生活行為」を意識したプログラムになっていることなのです。
キーワードは「生活行為」です。
2〈臨床車いす体験〉
Smile Againの〈車いす体験〉は、「生活行為」を意識したプログラムです。
この点について、もう少し、具体例を挙げながら説明いたします。
例えば、一般的な〈車いす体験〉では、室内において車いすの段差越えについて「段差はこのようにあがります~」などの説明をしながらデモンストレーションをし、それを真似ながら練習をするというものが多いです。
一方、Smile Againの〈車いす体験〉は、「生活行為」を意識しているので、単に車いすについて知識を得るのではなく、また、単に車いすの操作を習得するというものではありません。
この「生活行為」とは、例えば、「近くのスーパーへ出かけていき、買い物をすること」、「レストランへ行き、食事をすること」、「編み物をしてマフラーをつくること」、「公民館へ出かけていき、サークルで将棋や囲碁をすること」、「近くの温泉まで行き、ゆっくりと湯につかってリラックスすること」など。すなわち、私たち人間が〈人として生きていく上でのあらゆる場面の行為〉をイメージしてみてください。
つまり、Smile Againの〈車いす体験〉は、車いすに乗って「実際に近くのスーパーへ出かけていき、買い物をしてみよう!」、「実際にレストランへ行き、食事をしてみよう!」、「実際に編み物をしてマフラーをつくってみよう!」、「実際に公民館へ出かけていき、サークルで将棋や囲碁をやってみよう!」、「実際に近くの温泉まで行き、ゆっくりと湯につかってリラックスしてみよう!…という視点に立っているものなのです。
このような視点から、Smile Againの〈車いす体験〉のプログラムはできています。また、体験コースの作成も単なる疑似体験をするという類のものではなく、上記の「生活行為」の要素を取り入れたコース作成となっています。そして、このようなコースの体験から得られるレベルは、単なる車いすの操作を習得するレベルではなく、より現場で活かすことのできる技術を習得するレベルです。
すなわち、Smile Againの〈車いす体験〉は、習得した理論(知識)・基本的技術をさらに実践的な技術まで高め、様々な「生活行為」の場面に対応していけるものなのです(下図表2参照)。
まさに、現場に直結する〈臨床車いす体験〉といえます。
2〈気づき〉
実は、このような体験をすることで、様々な「気づき」があることと思います。
例えば、「車いすで生活している方のお気持ちが、本当によく分かった…」、あるいは、「車いすそのものについての理解が深まった…」などの「気づき」もあるかと思います。
そして、☞人それぞれ感じることは、千差万別です。1つの正解がある、というものではありません。
しかし、このような「気づき」は、きっとその方の人生の糧になる…と考えております。
そして、Smile Againの〈車いす体験〉は、あらゆる方に、このような「気づき」のチャンスを提供するプログラムであることをお約束します。
3〈まとめ〉
Smile Againの〈車いす体験〉は、単に車いすで段差を越えることなどを練習・習得するものではありません。
Smile Againの〈車いす体験〉は、〈臨床車いす体験〉であり、「気づき」を大切にし、習得した理論(知識)・基本的技術をさらに実践的な技術まで高め、様々な「生活行為」の場面においても対応できるレベルまで引き上げます(上図表2参照)。